五一ワインの貴腐ワインをのみました。
長野県内のワインを日頃から飲んでいても、貴腐ワインを飲むのは初めてです。
貴腐ワインは自然発生する貴腐菌が葡萄に付かないとできない為、計画的に生産することはできません。
五一ワインでも年によって、貴腐菌の発生の量も違うようです。
貴腐菌が付いた葡萄をピンセットで1つ1つ摘み採り、ワインにしていく為、生産量は僅かです。
それでも五一ワインの社長さん曰く「ワインを造る者の憧れ」だそうで、かなりの情熱を注がれています。
さて、この日は同じく五一ワインの極甘口アイスワイン「氷果の雫」と飲み比べることにしました。
まず色は貴腐ワインの方が濃く、綺麗な琥珀色です。熟成された味の濃さを感じます。
香りは氷菓の雫の方がフレッシュで華やかなフルーツの甘みが印象的で、貴腐ワインはやや控えめな香りです。
この段階では氷菓の雫を好む人が多いかも知れません。
続いて氷菓の雫から飲んでみます。 飲みなれた味なのですが、品のある濃い甘みがフルーティーな香りと共に口いっぱいに広がります。
さすが人気のワイン。ヒルトップでも注文は多いです。
次に貴腐ワイン。口に含むと上品な蜂蜜に近い甘みでわあるが、、やはり華やかな印象派あまり無いなと感じたその瞬間、じわーっとコクのある甘みが溢れてきました。
しかも、飲み込んだ後も美味しさが口に残り余韻がいっぱいです。これは凄い。
10数年前にのんだシャートー・デュケムを彷彿される味。
それもそのはず、2000年のスロベニア・リュブリアナワインコンクールでは金賞も取っているのです。
高価で馴染みが薄いのですが、是非一度飲むことをお薦めします。感動のワインです。
